女らしさとは何か|ジェンダーを受け入れてオンナは内面や外見を磨くべき?

「女らしさってなんだろう?」と疑問に感じたことはありませんか?

現代ではジェンダーレスがうたわれるようになり、女性の社会進出も当たり前になってきましたが、いまだに「女らしさ」というあいまいな概念で頭を悩ませている人はたくさんいるようです。

今回は、生物学的視点やジェンダーから見た女らしさとは一体なんなのかを深堀りし、恋愛にどういかせばいいのかご紹介します。

目次

「女らしさ」や「男らしさ」を嫌いと感じてしまうのはなぜ?😕

みなさんは、小さいころから

  • 女の子なんだから大人しくしなさい!😡
  • 男は泣くものじゃない!😠💢

といったような言葉を両親や親族、または先生から聞かされてきた経験はありませんか?

なかには子供のころに👆のようなセリフを嫌と言うほど聞かされてきたため

嫌悪感マシマシで吐き気がする……💀

という人もいるかもしれません。

女性なんかは

  • おしとやか✨
  • やさしくて思いやりがある😊
  • 家庭的なのが理想🍳

などといったイメージが、典型的な「女らしさ👩」とよく言われますよね。

あわせて「男は度胸、女は愛嬌」といった言葉も有名です。

現代では「男女平等をスタンダードにすべき」と社会のなかで叫ばれてはいるものの、「女らしさ」という概念にモヤモヤを覚える女性も多かったりします。

なぜなのでしょうか。

くわしく深掘りして、どう恋愛に活かしていけばいいのかも考えていきましょう。

そもそもジェンダーにおける女らしさとはなにか🔍

「女らしさ」という実にあいまいなイメージ像に、どうして私たち女性は息苦しく感じてしまうのでしょうか。

本題に入る前に「ジェンダー」の言葉の意味と「女らしさ」が一体なんなのかを深掘りします。

ジェンダーってどういう意味なの?😕

最近よく「ジェンダーレス」という単語をよく耳にしますよね。

しかし、レスはともかく「ジェンダーってなんなのか説明してください」と言われて、きちんと説明できる一般人は少ないと筆者は思います。

なんとなくで使っている人が多いですよね。

そもそもジェンダーとは

ジェンダー(gender)はもともと英語。一般的にジェンダーは生物学的な性差(セックス)に付加された社会的・文化的性差を指します。

出典:第70回 性差:ジェンダーとセックスの違い|内閣府

つまり、かみ砕いていえば『社会集団や文化のなかで見た、性的な違いや役割などをカテゴリ分けしたときに出てくるボーダーライン』のようなものです。

ちょっと、むずかしいですね。

一言で表現するなら、出典先のとおり「社会的・文化的な性差」がぴったりですね。

社会的・文化的な「性差」から見た女らしさとは🚺

ジェンダー=社会的・文化的な性差からみた「女性らしさ」というと、先述した

  • おしとやか✨
  • やさしくて思いやりがある😊
  • 家庭的なのが理想🍳

が、まさにあてはまります。

しかし「社会的・文化的な性差」は、時間の流れによって社会の価値観が移り変わると同時に、変化するもの。

だから現代人が「女らしさと家庭的をむすびつけるのは古臭いと感じる😩💨」と、声をあげる場合もあるわけです。

だからジェンダーにおける「女らしさ」のイメージは、時代によって違ってくるし『あいまいではっきりしないものだ』と、とらえたほうが賢明なのですね。

「社会的・文化的な性差」と「生物学的性区別」の明確な違い🐒

ここでいう「生物学的性区別🐵」は、人間を動物として見たときに出てくる性別の違いのことを指します。

男女ともに体のつくりも違っていますし、妊娠出産はもともと女性が担う役目を持っていますよね。

性別を「生物学的なあり方」と「社会的なあり方」の2つにわけて区別すると

  • 「生物学的性区別」は、男女の体のつくりにはっきりとした違いがあるので分けやすい💡
  • 「社会的・文化的な性差」は時代背景がかかわってくるので定義があいまいになりがち😕💦

という特徴が浮き彫りになってきます。

意外と👆の2つをごった煮にして、「女らしさ🚺」をそらんじる人は多いのではないでしょうか。

社会が「女らしさ」を押しつけるから生きにくいと感じる人も😩

毎日の暮らしのなかで、「女らしさ」に不快感を感じた女性がどれだけいるかどうかも気になるところですよね。

CanCam.jpが行ったアンケートで興味深いデータがあるので、ご紹介します。

Q. 女らしさの押し付けにモヤッとしたことはありますか?

  • ある 48%
  • ない 52%

出典:「女だから」はもううんざり! 女らしさの押し付けにモヤッとした日常の瞬間

なんと過半数とまではいきませんが、およそ半分の女性が「女らしくいるべきだ」と周りから強要されて嫌な気分になったと回答しているのです。

おなじ記事から一例を抜粋すると

  • 「料理・洗濯・掃除は女性がするものだと言われたとき」
  • 「女性だから気配りができて当然だと言われたとき」
  • 「メイクの強要」
  • 「髪の毛(髪の短さなど)を指摘されたとき」

 

出典:「女だから」はもううんざり! 女らしさの押し付けにモヤッとした日常の瞬間

と、なかには「あー、言われたことあるわー😓」と身に覚えがある人もいるのではないでしょうか。

女性である筆者も、子供のころは祖母や親族から「家事はオンナの役目で、しっかり覚えなければならない」ときつく言われた経験があります。

「女らしさ」にジレンマを抱えている女性は意外と多いのですね。

みんなが感じる「女らしさ」ってなんだろう?👩

さて、先述した以外で言われている「女らしさ」には、なにがあるのか気になる人もいるかもしれませんね。

ここでいくつか代表的なものをピックアップしてみましょう。

内面では「やさしくて思いやりがある」が女らしいと思われている

少々古いデータではありますが、一般的に思われている「女らしさ」の性格について調査したアンケートがありますのでご紹介します。

Q:次のうち、「女性らしい性格」だと思うのは?(複数回答可)

総計で見ると、1位は「やさしい、思いやりがある」で73%、2位は「愛嬌がある、かわいい」で60%、3位は「明るい、ほがらか」で48%、4位は「控えめ」で37%、5位は同率「芯が強い」と「純粋」で21%でした。

 

出典:男性らしさ、女性らしさについてのアンケート・ランキング

このアンケートを参考に、令和になった今でも考えられている「女らしさ」を感じる性格をあげるとすると

  • やさしい
  • かわいい
  • 愛嬌がある
  • 明るい
  • ほがらか

といった柔和なイメージが多いように筆者は感じます。

「はかない外見に映る女性🌠」を見ると女らしさを感じると考える人も

Yahoo知恵袋でも「女らしさ」についての質問が数多くよせられているのをご存じでしょうか。

その質問の回答に、ちょっと面白い意見があったので抜粋してご紹介します。

女性らしさとは、おそらく外見の問題でしょうね。弱いというか、生物学的性差というか、女性の社会進出が普通になった世の中ですがやはり体力面で言うと男性の方が優れています。ですから、何かあった時に男性が守ってあげたくなるんだと思います。そして、外見が強そうな女性は自分が守る必要なないと感じるけれど、一見はかなく見える女性はその逆ですよね。外見が美しく、例えば男性が出来ないメイクやネイルケアなどに気を遣っているとより女性らしく見える=守ってあげたい女性の典型、になるのではないでしょうか。

出典:恋愛相談|Yahoo知恵袋

「男性より体力がない」は、生物学的に見た女らしさですよね。

しかし「メイク💄」「ネイルケア✋」は男性がやろうと思えばできなくはないものの、暗黙の了解で「女性がするもの🚺」のイメージが根強く残っています。

「生物学的性区別」と「社会的・文化的な性差」を織りまぜた意見ではあるもの、

  • かよわいから守りたくなる
  • かわいがられるための姿をしている
  • はかなげな印象

という女らしさの要素を的確にあげた意見だといえます。

男性が女性に「女らしさ」を感じる時ってどんなとき?

ここで閑話休題ですが、男性が女性に「女らしさ」を意識するときってちょっと気になりますよね。

例をあげると

  • 男性に甘えてくるとき🐈
  • 頼ろうとしてくれるとき😍
  • 子供や動物に優しくする🐕
  • 細かいところに気がつく🔍
  • 髪をかきあげるとき👩
  • 細い腰とやわらかい体🚺
  • いい匂いがする✨

といったところでしょうか。

↑であげた7つは、男性が恋愛でドキッ💘とする瞬間だったりもしますね。

診断やチェックは不要!女らしさを磨くイマドキの方法は「自分らしく咲け🌷」

さて、ここまで世間一般にいわれる「女らしさ」とはなにかを分析してきましたが、なかには

  • 古臭くて窮屈に感じる😩💭
  • 私には当てはまらない❎

と感じた女性も数多くいるでしょう。

前述のとおり、ジェンダーは時代の価値観によっても変わっていくもの。

今の時代は、ひと昔前と違って「情報化社会💻」で「超高齢化社会👴」であり、さらにコロナ禍もあいまって目まぐるしい勢いで変化しています。

その結果、「男らしさ」や「女らしさ」といったスタンダードな『答え』が通用しなくなってきたのかもしれません。

だから私たち女性が、ちょっと前は当然だった「女性はこうあるべき」といった意見を自然と嫌うようになったのでしょう。

となると、既存のジェンダー概念にしばられず、自分が好きなようにのびのび生きていくことが女らしさを磨く近道なのだと筆者は思います。

あいまいではっきりしない「女らしさ」にとらわれずに、自由な発想で、自分らしく恋愛をしてもいいのかもしれませんね。

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